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日記一覧

 ピーター・ゲイ『小説から歴史へ ディケンズ、フロベール、トーマス・マン』(金子幸男訳、岩波書店、2004年)を読了。一九世紀はリアリズム文学の世紀と言われるが、多くのリアリズム作品は社会の事実を単に記述することしかしないので、却って歴史的な価

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 フリードリヒ二世『反マキアヴェッリ論』(大津真作監訳、京都大学学術出版会、2016年)を読了。プロイセン王国のフリードリヒ二世は王太子時代に『反マキアヴェッリ論』を執筆した。それはマキアヴェッリへの反駁だったが、彼なりの近代的な『君主論』でも

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 澤田典子『アテネ 最期の輝き』(岩波書店、2008年)を読了。カイロネイアの戦い以降、アテネ民主政は力を失ったと見られてきた。しかし、マケドニアはアテネの民主政を手付かずのまま存続させた。 マケドニアの覇権下に入ったアテネは、対外政策の能動性

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 中野耕太郎『戦争のるつぼ 第一次世界大戦とアメリカニズム』(人文書院、2013年)を読了。世界の民主化という大義を掲げ、アメリカは第一次世界大戦を戦った。ウィルソン大統領は「被治者の合意」という民主主義の根本理念を戦争目的の中核に据え、「民意

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