川口琢司『ティムール帝国』(講談社選書メチエ、2014年)を読了。中央ユーラシアが生んだ英雄アミール・ティムールは、モンゴル帝国の後継者として位置付けられる。ティムールは中央ユーラシアにに巨大なモンゴル帝国を建設したチンギス・ハンを強く意識し
今年のゴールデンウィークも地元の神社でお祓いを受けてお神酒を飲み、お神輿を担いできた。私は真宗の僧侶だが、村の人間として自動的に氏子でもある。しかし、真宗には天神地祇を拝まない神祇不拝の教えがあり、それをどう受け止めるのか考えてみた。 親
高橋祐一『緋色の玉座』(スニーカー文庫、2017年)を読了。東ローマ帝国の軍人ベリサリウスことベリスとその書記プロコピオスことプロックスのコンビを主役とした歴史ファンタジー。本作はササン朝ペルシアとの緒戦が扱われ、若き日のユスティニアヌスやテ