梅沢富実男と言えば「夢芝居」(小椋佳作詞作曲、1982、キング)です。その前に、梅沢劇団の女形「下町の玉三郎」で一世を風靡しました。そして今はTBSの人気番組「プレバト」で俳句の永世名人として名を馳せています。
この梅沢富美男が「有楽町で逢いましょう」を歌っています。発見したのは、10月1日BSフジ「昭和歌謡パレード」です。かつて彼が「君恋し」を披露したのを思い起こします。この詳細は失念してしまいましたが、今回のは、フランク永井への敬意が感じられる歌唱で、大変感じ入りました。
梅沢の歌唱を聴くことはめったにありません。基本的に劇団俳優で、多彩な交友関係をもち、自らの苦労経験からの含蓄も深く、その成果は「プレバト」で全開しています。あけすけな人柄も老若問わずに親しまれています。
その梅沢がフランク永井を、自分の持ち歌以上に丁寧に歌っていて、印象深いものを感じた次第です。
番組は都民の日にちなみ「東京ソング特集」とのこと。いわばご当地ソングの兄弟。この手の番組は多数あるので、何の曲を流すか、誰の曲を流すか、カバーなら何方に出演してもらうか、というあたりが課題になります。
東京というなら欠かせない歌も多く、そのなかに「有楽町で逢いましょう」が入るのは光栄と言ったところです。この番組ではカバーといっても、本格的に三番まで丁寧に歌われるのが評判です。好感が持たれます。
フランク永井を日本の昭和歌謡の代表的な歌手にした「有楽町で逢いましょう」。当時この曲を知らないものはなかったほどです。映画化もされました。大映は山口浩、野添ひとみ、京マチ子をそろえ、1958年の正月カラー映画としました。
カバーされた歌手も多数です。ビクターからはそのものを題名にしたCDまで発売しています。非有名歌手をちょっと紹介しましょう。ジェロ、三善英史、小金沢昇司、沢田研二、藤圭子、香田晋、等々。名曲なだけに、これからも若い多くの歌手にカバーしてもらえればと念じています。
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