近年NHK紅白をリアルタイムで観ることはなくなりました。ビデオに撮って今年中に観られればいいといった感じです。先週に古い紅白映像の再放送を取り上げたので、その気持ちの流れで、今回はそれを再生して楽しみました。
NHKについて、そして紅白については、私はこのブログでそうとうきついことを言ってきています。その基本的な考えは今も変わりません。だが、昨年の番組を観て感じたことはいくつかありますので、それを僭越ながら書かせてもらいます。
全般的にはテレビの歌番組としては比較的良くできていたのではないかと思いました。近年目に余っていましたチャラチャラ感、騒がしさ、歌よりビジュアルと言った感じの基本は変わらないのですが、今回は全体のカメラワークとして、それを目いっぱい押さえていた感じをうけました。
前回には一人の歌手への時間割りのことに触れましたが、今はそのような規制は無視されて、歌手単位の個性の性質に合わせて、それぞれ適切な配分で構成されていたようです。見ていて比較的自然でした。
今回の司会はNHK側が人気の鈴木アナウンサーで、メインを仕切ったのは人気なのか男性(あまり知りません)と女子二人。二人とも朝ドラの主人公の女優です。もう少しで終了を迎える「おもすび」と昨年の「虎と翼」。時間割では「虎と翼」が長い印象を受けました。近年の紅白は特にNHKの人気ドラマの主人公俳優を司会に採用するのが定番のようですね。
出演歌手については、最近の私にとっては若い人ばかりで、一人にせよ多人数グループにせよ、名前も歌も知らない人ばかりです。かろうじて知っているのは幾人かおりはしますが若手歌手で初出場で話題をとった新浜レオンがおり、これはしっかり観ました。歌唱曲に合わせて演出された「膝スラ」も笑いながら楽しみました。
紅白出場の歌手について、つまり出場歌手、特に私の知らない歌手の方々の実力、魅力、何が多くの人から支えられているのか、現代に若者から好まれているのかということについてです。
これについて、2月に放送された「声楽家122人が選んだ歌が上手い歌手ベスト50」という番組がありました。若い人部門と40代以上部門という2つに分かれていて、それぞれ50人を順位づけるというものです。これを見て、確かに私とは別の方面から現在の歌にアプローチしている人びとの想いを知ることができました。もちろん現役の歌手が対象です。
まあ、122人のいわばプロの声楽家から見た歌唱法、歌いこなし術について、他人が容易にマネのできない高度なものを身に着けている歌手という視点です。視聴者向けにやや大げさに表現していて、そんなことがそれほどのものなのかと思うところもありました。歌手本人は、指摘されている点が果たしてどこまで自覚しているのだろうと感じたこともありました。
40代以上部門でトップになったのはMISIAです。NHK紅白で最後のトリを務めたのも彼女です。紅白の出場歌手が、若い部門、40代以上部門のランクと多くが重なっていて、なるほどとうなづくものがありました。
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