PRマーケティングのプロフェッショナル、ケリー(スカーレット・ヨハンソン)のもとにニクソン大統領直属の部下モー(ウディ・ハレルソン)から依頼。60年代終わりまでに月面着陸を目指すも失敗続きのアポロ計画、薄れがちな米国民そして世界中の関心をなんとかして引き戻してくれと。ケリーは秘書とともにNASAへ乗りこんでいく。
ケリーのPR戦略は次々当たり、アポロ計画は世界的な関心となるも、緊張感あふれる現場を好きなようにかき回された責任者コール(チャニング・テイタム)は気に入らない。ことごとく対立するケリーとコール。アポロ11号打ち上げの日が近づくなか、モーからケリーに新たなミッション、それは想像を超えた奇想天外なものだった…。
現代アメリカの史実をふまえた口あたりのいい娯楽作品。とりわけケリーのキャラにぐいぐい引っ張られる前半部分は心地よく、ああ、これこそがアメリカ映画の面白さ、こういうのが観たかった、これはことしを代表する1本になるなといったん確信、ただ中盤以降ややテンション低下、いやいやそこまではいかないかと思い直したりも。
そして終盤、”名脇役”が活躍するドタバタ的展開は許せるものの、虚と実が混じるあたりにもう少し緊迫感とスパイス的な演出がほしかったか。それでも物語全体を上質なユーモアで包み、勝ち気な女性と実直な男のつかず離れずというラブロマンスの伝統を踏襲、さらに王道というべきラストショット、実に見事な”着地”ぶりでありました。
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