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2024年04月30日19:19

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串本にていろいろ

そういえばここに泊まるのはこれが初めてだった。
その駅前ホテルはカメムシを防ぐ網戸も無い(笑)かなり年季の入った施設だけど、お風呂に温泉を引いてるらしいのがありがたい。その浴場は向かいの別棟で、その隣には､こんな怪しげなミュージアムが(笑)

一夜明け､どんよりした空模様でどうしよう？なんてつぶやきましたが、昼まで天気が保つのを信じて紀伊大島へ。ここも念願というか､初めて訪れる所でした。
｢ここは串本～､向かいは大島～

｣という歌がありましたね。CMで初めて知ったような記憶？
島の突端の｢樫野埼｣までおよそ10kmちょっと。だけど侮ってはいけない。立派なループ橋からスタートして島の真ん中の丘を横断する道はほとんどヒルクライム。

樫野埼の駐車場で自転車を置いて灯台までしばらく歩く道は､さながら｢日本トルコ友好ロード｣

そう、今から134年前､トルコ軍艦｢エルトゥールル号｣がこの付近で難破したのを地元串本が官民総出で手厚く救護したことから両国の友誼が深まった事故。
道々に記念モニュメントや資料館､売店が軒を連ねるのは圧巻です。

もちろん､海も絶景。沖合に船が何隻も往き来する。ここは海難事故の多発地域と言われるのはそれだけ主要な海路ということですね。

灯台は､宿舎が見学料100円以外は(スルーしました。笑)開放されて展望台に。
はるか熊野灘を眺めて、昨日の追憶にふける自分(笑)

駐車場横には朝の9時から開いているカフェがあったので､ここで休憩。独りで切り盛りされてる女主人さんといろいろお喋り。
聞けば､勝浦や熊野のような文化遺産がないのでインバウンド客は少ないうえに､少しでも天気が崩れると､てきめんに観光客の足が向かなくなるので、のんびり営むように思えてなかなか大変なのだそうだ。
これを注文しそびれたのが心残り。

駐車場のマスコット

バス便があるのを幸い､帰りが面倒くさいのでここから輪行

串本駅に帰り着いたのは11時。すでに小雨が降り始めているのをかい潜って早めの昼食へと向かったのは、駅の東側にある寿司屋さん。
もちろん｢回らない店｣です(笑) 思えばそういう店も久しぶり。
特上にぎりセット(2700円) を注文するなり年配の御主人が｢ウチは天然ものしか扱ってませんよ～｣といきなりの一言(笑)
その言質や､ねじり鉢巻を締めた姿から察するに、けっこう頑固系か？だとしたらかなわんな・・・と思いきや､わりに明るく接してもらってひと安心。
量こそ少ないけど、ネタはご自慢される通り素晴らしい

マグロなんて､こんなの食べたことがないくらいトロトロです。また、目を引いたのが｢イシダイ｣｢ウメイロ｣という普段はあまり食べれない(売っていない)魚。ウメイロはスズキの一種で､御主人わざわざミニ図鑑を出して説明してくれたり､店にいたのはたった30分弱でも、美味しく楽しいひと時を過ごせました。

串本駅は、和歌山県のサイクリング推進行政とJRのサイクルトレイン運行もあってか、なんとバイクラックが3台も置かれているサービス振り。だけど駅に売店が全く無いのは不便だなあ(50㍍向こうのファミマに行け､と言われても