「毎度大阪メトロをご利用いただきありがとうございます。この電車は千里ちゅ…失礼いたしました、箕面萱野ゆきです」きっちり聞けたぞこの車内アナウンス。まあムリもない。半世紀以上ものあいだ、大阪の大動脈というべき御堂筋線(+北大阪急行)の北端終点はずっと千里中央だったから。このたび延伸、2駅が先週23日開業。
いままでは始発だったからゆっくり座って大阪市内まで行けたのに…という千中族の嘆きは予想できたものの、大規模な駅前バスロータリーを行き交うバス路線の系統、さらに運行ダイヤの変更は周辺住民にとってまったくの想定外。いまや千里中央は単なる途中駅、周辺のさまざまな公共・民間施設が撤退・縮小を開始しているという。
我々世代にとっての千里中央とは70年万博の匂いを残した“未来都市”。千里阪急外観はまさにEXPOパビリオン。当時カッコよく思えた駅ホームから吹き抜けの食堂街〜せんちゅうパルもいまや古びて映り、2年前に閉館した千里セルシーはいまだほったらかし、かっての賑わいを知るだけに廃墟を見るのがツラくてたまらない。
“あのころの未来”がやってきたいま、レトロフューチャーなんて粋な存在にはあらず、このまま途中駅として徐々に寂れゆくのか、それともここらでひと踏ん張りか。とりあえずこちらパナスタでのサッカー観戦、そしてことしは万博記念公園に会場を移すサマーソニックのさいお世話になるつもり、今後ともよろしくというところです。
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