紅白、M-1とならんで、毎年テレビの前にかじりつきしっかりと味わう年末の番組。キャッチコピーが”年に一度の漫才最高峰の祭典”。まさにその通り、現時点で考えられうる実力・人気とも一流の漫才師ばかりを集めて純粋に持ちネタのみを披露する3時間。選ばれたことを名誉と感じている22組の意気込みと緊張感が伝わってくる。
まだまだ若手だと思っていたコンビも、いつのまにか顔には皺が刻まれ、中堅からベテランの領域に。従来の持ち味を踏襲しながらさらに磨きをかけたコンビもいくつかあったけど、だんだんと言いたいことが言えなくなっている世の中にあらがうように、これまでとは違った趣向にチャレンジしたコンビが多く見られたのは収穫だった。
テンダラーへの偏愛を指摘するのではなく、”最高顧問”ビートたけしにいつまでもおもねるのはそろそろヤメにしてはとここ何年か思っていたけど、ウエストランドの井口が「たけしさんの前で漫才するのは初めてで緊張した」と言ったように、彼の存在はそのコメントを聞く観る側のためではなく、演者の側にあるのかと今回初めて判った。
持ち時間はすべての組に平等のはず、それでも短く感じたのが爆笑問題と中川家という東西重鎮だったのは単なる偶然か。あのド派手なステージにギャロップのふたりを見るのは嬉しい違和感、身近に感じる音楽ライブネタだったせいか昨夜一番笑った。かまいたちとパンクブーブーを加えて個人的ベスト3とさせていただきます。
ログインしてコメントを確認・投稿する