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2023年12月01日15:10

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【追悼】山田太一〜多くの作品ありがとうございました

トレンディドラマという言葉が世に出てきたあたりから、連続もののテレビドラマはほとんど見なくなってしまった。けっしてその手の作品がつまらないと思ったのではなく、仕事が忙しくなり毎週同じ時間にテレビの前に座ることが難しくなってきたから。もししっかりと見ていればそれなりにハマっていたといまでも思っている。

ただ、NHK朝の連ドラには毎回ほとんどまともに向き合ってないし、日曜夜の大河ドラマは一度も見たことがないので、連続ものを見るという素養には欠けているのだろう。とにかく周囲には「連続ドラマは『ふぞろいの林檎たち』を最後に見ていない」と公言、実際にはそんなことないんだけど、作品に対する思い入れという意味で。

今回の訃報に接してその作品群を眺めると、私にとっての連続テレビドラマ≒山田作品ではないかと思ったりする(ちなみに倉本聰作品はほとんど未見、たまたまの巡り合わせですが)。あ、これもそうだったのかと、かってハマったドラマが氏の脚本だったと今回初めて知ったケース多々。印象に残った作品を年代順に挙げてみます。

◎それぞれの秋(TBS系)
それまでのホームドラマの概念を壊した傑作。なんといっても小倉一郎、おどおどしながら家族を憂う大学生役は一世一代の好演。友人役の火野正平もよかった。

◎男たちの旅路(NHK)
鶴田浩二と水谷豊の世代間ギャップが興味深い。水谷豊が出なくなったあとはややトーンダウンしたが、身体障害者を描いた回での斉藤洋介の熱演が印象的。

◎高原へいらっしゃい(TBS系)
田宮二郎に食ってかかる前田吟が面白かった。由美かおると池波志乃をやや両極に描きすぎたか。小室等が主題歌、演奏はムーンライダーズ。のち佐藤浩市主演でリメイク。

◎夏の故郷(NHK)
初々しい竹下景子。下條アトムがいい味。荒井由実のテーマ曲『晩夏』も印象的。ちょうど夏休み中だったのでNHK銀河テレビ小説”ふるさとシリーズ”にはどっぷり。

◎ふぞろいの林檎たち(TBS系)
大学生活や就職活動そして社会人の日々。劇中の経過とこちらの日々がほぼリンク。主要キャストも同世代。私にとってサザンの音楽はある時期まで単にこの作品のBGM。

『岸辺のアルバム』はもちろんしっかり見たけど、たぶん今回随所で語られるので割愛。『想い出づくり。』『獅子の時代』『早春スケッチブック』は未見。著名人の訃報続くなか、老衰と聞くと安らかな眠りだったのかとどこかホッと。謹んでお悔やみ申し上げます。数多くのリアルなセリフのやりとり、ありがとうございました。
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