くだらなさも行くとこまで行ってしまえば最高に楽しい！
「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」楽しませていただきました。
鑑賞場所は聖地・新所沢レッツシネパーク。今日は火曜日なのでハッピーチューズデーということでTCCメンバーズカード所持のワタクシは入場料１２００円！
エラいことおトクやおまへんかー！
・・・いかんいかん、昼飯がお好み焼きだったせいか、言葉がヘンに・・・。
以前「テルマエ・ロマエ�供廚魎僂浸�、「結局は前作の縮小再生産か。やはりこういうのは続編作っちゃダメだよな」って感じたものですから、正直、今回は期待していませんでした。この種の悪ノリ映画って所詮は一発モノ。受けを狙っておふざけを重ねてもそう面白いものはできるまい。そう考えて期待値は下げておいたのですが・・・。
いや、これは楽しいんとちゃいまっか？
まあ、やってることは「テルマエ」同様に前作の趣向の繰り返しなんですが、「日本における『ご当地からかいネタ』」ってのはまたちょっと異質な気がするんですよね。くっだらない罵りの応酬って、ハタから見てて妙に愉快なんですよ。本気で相手の居住地をバカにするのでない限り。それを関東から関西に広げたってのがなかなかの着眼。
あと、前作の安直な踏襲にとどまらず、作劇上の工夫をちゃんとやってるところも認めたいですね。
前作は「都市伝説」と「現実」の二つの話が同時進行する構成になっていて、この続編もその線を押しているのですが、今回はそれに加えて「都市伝説」パートにサブストーリーを挿んでいるのです。
それがなんと、武蔵野線誕生秘話！
私鉄とJRの路線が全て東京にのみ向かって伸びているのを、横に繋げてしまおう！そうして埼玉県人の更なる団結を！という悲願（？）も併せて描かれているのが、いいんですなあ。東武線と西武線の代表が揉めてるところなんて、思わず現実と重ね合わせて見てしまって、つい苦笑。
難を言えば、クライマックスのあの趣向。せっかく「００７ 私を愛したスパイ」的な展開になっているのだからタイムリミットのサスペンスを仰々しく盛り上げた方が良かったと思います。おフザケ映画とはいえ、そこはシリアスにいかないと「照れ」が見えてシラケちゃうんですよね。
「◯◯◯◯◯◯を見るために◯◯◯を作るバカがいると思うか？」というセリフには大笑いしましたけどね。
今回は一人で見ちゃいましたが、近いうちにカミさん連れてもう一回観たいですね。色々ディテールも確認したいし。
再見場所はもちろん、新所沢レッツシネパーク。
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