その楽曲にしっかり向き合ったことがなく、ずっと横目あるいはナナメに見ていた存在。それでも訃報に接していろいろ思い起こしてみると、同じ大阪市内の隣接するエリアで育ったひとりとしては書くことのひとつやふたつは出てくるもの。非常に出過ぎたことで、追悼の意味をなさないかもしれないけど、時系列にて思いつくままに。
谷村氏が卒業した大和川高校出身の私の友人の話。学校図書館の本棚にならぶ古今東西名作詩集に差しこまれた、貸し出しカードのほとんどに”谷村新司”の名前があったと。そして私の中1時の数学教師、彼の前任校での教え子のひとりに谷村氏。ただ大正生まれの厳格な教師、氏に関する興味深い逸話を聴ける雰囲気ではなかった。
谷村氏DJ、MBSラジオ「ヤンタン」の名物「女性立ち入り禁止」のコーナーは同世代男性なら誰しも記憶にあるはず。氏が新婚旅行から帰ってきた翌週の回、「きょうからは実地(リアル体験)でお答えします」と言ったときには妙にドキドキした。それ以上のドキドキはアシスタントの佐藤良子がまれに発する生々しい発言。
谷村氏のソロ20枚目のシングル、名曲のひとつ「Far away」はもともと水越けいこ1976年の作品「Too Far Away」。この曲がらみで何があったのか知らないが、水越けいこのコアなファンに谷村氏はしばらく評判が悪かった。まあそんなことは”今はもうだれも”気にしていないけど。謹んでご冥福をお祈りいたします。
ログインしてコメントを確認・投稿する