ステージにはアコギをかかえカジュアルな装いのふたり、バックバンドなし。こちら上手側2階席、同じカジュアルシートでも高さがあるぶんBBL大阪よりずっとよく見える。まずはあいさつがわりにふたりそろって2曲。ひとりがメインボーカル、サビにくるやもうひとりがハモる、これがまことに美しい。続いてリヴがソロ弾き語り。
今回はヨコハマでプレイするぞとジェームス兄貴に伝えたら、街並みも人々も美しいところだから楽しめと言われたと。こちら彼の曲はほとんど知らないけど、発声がくっきりと明瞭、なんとか歌詞の内容をつかもうと耳をそばだてる(結局はわからないのだけど)。終始ニコニコと愛想よく、もちろんギターのテクニックも一級品。
続いてカーラと交替。「初めて日本に来たのは1980年東京音楽祭エントリー。グランプリはディオンヌ・ワーウィック、私はこの曲で2位だった」とのMCに続いて待ってました代表曲「Trouble Again」。時にはピアノを弾きながら、たしかリンダ・ロンシュタットに提供した曲などもしっとりと。ふたたびリヴがステージに。
ここからはふたりそろって何曲か。エンディングはスコットランド民謡がルーツの「The Water is Wide」(歴史があるぶん邦題はいくつも〜関西では住之江&尼崎ボートレースのCMでおなじみ)。多くのひとに歌い継がれているスタンダード、やっぱりこの曲はカーラの歌声が一番だとしみじみ感じた港町晩夏の夜でありました。
ログインしてコメントを確認・投稿する