大相撲名古屋場所は決定戦の末、豊昇龍が12勝3敗で初優勝。10勝・11勝・12勝と白星を伸ばしつつ目安の33勝に到達したうえ、最後には優勝という大きなおまけつき、大関昇進まちがいなし。大関ふたりがいきなり休場さらに横綱も途中休場、一時はどうなるかと思った今場所も皆勤した最上位力士が天皇賜杯となんとか無事着地。
3関脇の大関獲りが今場所最大の焦点、3人共倒れの可能性大と勝手に予想、ただ誰かひとりが昇進となるとそれは豊昇龍ではないかと。相撲の厳しさみたいなものが、(立ち会いに変化して理事長から厳しい言葉の出た)他2人とは違うような気が。まだ24歳と若い彼はさらに上を狙える存在、さて叔父さんはどんなお祝いコメントを残すか。
そして三賞受賞がのべ8力士、今場所の混戦模様を物語る。とりわけ敢闘賞はなんと6力士、いつもは出し惜しみをして批判の多い選考委員会としてはめったにない大盤振る舞い。さらにそのなかにそろって10勝以上をあげた新入幕3力士、もちろん最大の殊勲は最後の最後まで優勝争いにからんだ入門まだ4場所目19歳の伯桜鵬。
まだマゲを結っていない力士がこれより三役に登場するとは。入門まだ半年あまりとはとても思えない粘っこい相撲っぷり。2場所連続新大関誕生、ただ気が早くも次の大関となると、今場所残念だったふたりよりも、案外この伯桜鵬そしてすっかり実力をつけた琴ノ若あたりではないかと、早くも9月の秋場所が楽しみでなりません。
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