クレイジーケンバンド＠ビルボードライブ大阪

今回のBBL大阪2Daysは、9月リリース予定の新作レコーディング明け初っ端のライブ。スタジオに籠もる日々から解放されたせいか躍動感に満ちていて、幕開けからいきなりハイテンションでぶっ飛ばしていった彼ら。その新作からも先がけて1曲、ただアンコールに用意していた曲のはずが、本編ラストで歌おうとしたお茶目な剣さん。

CKB@BBL恒例、フロアで着席するお客は始めからフード＋1ドリンク付きの16500円という特別仕様。せまくるしいスペースで終始立ったままのホール公演よりも、この大人の空間で美味しい食事とお酒を嗜むほうを好むファンが毎回一定数。当然ながらお酒がすすむとエキサイトの度は増して「剣さん！剣さん！」とけっこう叫びまくる。

こちらカジュアル席で隣り合わせたちょいワル風夫婦も、ホテルのディナーショーとBBLでしかCKBを体験したことがなく、音楽性よりも対象の持つ男気に惚れてファンになるタイプ、いったん惚れたら浮気しないのでいまは剣さんオンリーとか。ではこれまで観たライブはと訊くと矢沢永吉・長渕剛、あとはせいぜいサザンにTUBEと。

なるほど、ある意味分りやすい。逆にいままで観たライブはと訊かれたので、かくかくしかじか列記すると、思いっきり不思議かつ信じられないという顔をされ、最後には業界のかたですかと訊かれる始末。なんだか今回のライブに関係ないことばかり書いたけど、音楽へのアプローチというのはホント様々だなあと興味深く思った次第です。