いきなり危機一髪の状況に直面、かろうじて脱出する不死身の男インディ〜観る側がこの冒険活劇にすんなり入っていけると同時に、“さあ、ここから先は彼がどれだけ生き延びてもツッコミいっさいなし”という通行手形〜このシリーズおきまりのスピーディーなツカミは今回けっこう長め、なかなかスローダウンしてくれなかった。
そして物語は一気に1969年のニューヨークまで飛ぶ。人類が月に到達した時代においても70歳の考古学者というホコリをかぶった存在にて大学で教鞭を取るインディ。当時の米社会や文化と彼の立ち位置とのコントラストが興味深く、時代の音として流れる楽曲群も印象的だったので、できたらこのパートをもっと長く観ていたかった。
もちろん安住の地など存在しないのが冒険者インディ。今回の宿敵、ある歴史のダークな側面を背負ったフォラー(ここまできたらすべてのシリーズ物で悪役を狙うかマッツ・ミケルセン)を相手にし、老体に自前のムチを打ちつつ人類の歴史に由緒ある地中海周辺を飛び回る。ちなみにハリソン・フォードの実年齢は来月13日にて81歳。
そして終盤の破天荒な展開。この作品最大のサプライズはネタバレできないけど、今回の“秘宝”は時をネジるものそして彼は考古学者ということがヒントかな。さらに”憧れの存在と出遭う結末“というのは「フェイブルマンズ」をなぞった、今回の監督ジェームズ・マンゴールドからスピルバーグへのオマージュかなとも思いました。
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