「野球は退屈だよ。球を投げる者と捕る者とその球を打つ者しかプレーしていない、あとの連中はボ〜っと立ってるだけ。試合が動いている(インプレー)時間は全部あわせてもせいぜい20分かそこら、そのくせ全体では3時間で終わらない。その点サッカーというのは…」ツバを飛ばしながら巻き舌の英語で何度まくしたてられたことか。
アメリカ人と日本人にたいしてはあらかじめ文言を用意していたかのように、イタリア人はそろって同じことを言った。そのたびにこちらは心の中で”ふふふ、そのボ〜っと立っている連中の動きや残りの2時間40分を味わい楽しむのが野球なのだよ…”と奥ゆかしくつぶやいていた。そのイタリアがベスト8進出、ついに日本と対戦。
もともと欧州では野球先進国。古くは阪神にラムという伊出身の選手がいたり、国際試合で世紀の落球をしたG・G佐藤がその後イタリアリーグに在籍したり。かって搭乗機がピサの空港に向けて着陸態勢、眼下に野球のグラウンドを見つけたときは、おそらく近くにある世界遺産・斜塔そっちのけで妙に嬉しく感じてしまった。
今回のチームはメジャーリーガー8人参加ということでなかなか手強いと。ベンチにエスプレッソマシンが置いてあることが話題になっていたけど、やっぱりイタリア、スケベ髭の選手が多いなあと思っていたら、なんでもピアザ監督に対するリスペクトの表れとか。日本代表、ここは油断大敵(L'acqua cheta rompe i ponti)ですね。
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