毎年この日がくると近所を散歩して桜の開花を確かめる習慣ができてしまった。ずっと以前から地域一番桜を争っていた2本の樹が、近年なぜか大阪を中心に生息する害虫・クビアカツヤカミキリから逃れるため伐採、残念な思いでふと自宅マンション裏、阿倍野高校の桜の樹を見たら開花直前、まさに灯台もと暗しだったのが一昨年。
なのでまずその桜を仰ぎ見るも開花は遠い様子(フォト)、ならばと徒歩2分、まず地元の政治家、郵政・法務大臣を歴任した自民党代議士・故左藤恵氏の邸宅を街路からのぞき見る。案の定、ピンク色の固まりが遠くから見受けられ、だぶんそれは梅の開花だと思うけど、ドヤされたらかなわないからスマホを向けるのはやめておいた。
そのあと未練たらしく松虫通沿いのかって一番桜が咲いていた場所へ。このすぐ裏手に大阪を代表する詩人・小野十三郎(1903〜96)が晩年を過ごした町家、彼もこの一番桜を詩にしたのだろうかと勝手な想像。つい最近まで表札がかかったまま遺されていたが、今回その場所を訪れたら細長い更地になっていてちょっとショックだった。
そういえば昨年のきょうは東京の街をウロウロ、ちょうどいまごろは早稲田大学のキャンパスに。その時刻になると学内一斉に黙祷するのかと思っていたが、春休みでキャンパスはほとんど無人だった。いまだに県外避難者が3万人、そして12年経ったいまでも2500人あまりの行方不明者がいることを胸に刻みつつ、このあと黙祷。
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