デビュー30周年記念ビルボードライブツアー初日、さらにこの日は最新アルバム「果てしないこと」のリリース当日。はたしてそこから何曲聴けるのだろうかと興味深々のなか、4人のバックを従えつつ、彼女はヴィヴィッドな色彩をちりばめたワンピースにて登場。ちなみにアンコール時は鮮やかなグリーンの肩出しドレスにお召し替え。
いきなり贅沢にも「Peach Melba」「誰よりも好きなのに」と代表曲をたたみかける。一気にあのころへタイムスリップ。”恋愛の教祖””ラブソングの神様“などと称えられる一方、その愛くるしい顔にノド先だけで歌っているような甘えた声、まさに男性に媚びているようだと、女性からは好き嫌いがくっきり二分していたなあと回想。
「まずはこの空間を温めようとこの2曲でスタートしました」と彼女。これは新作収録の楽曲にたいする自信がかなりあることの表れとみた。案の定、新作からはほぼ収録順に全8曲すべてを披露、どれもこれも誰が思い浮かべる不変の”ザ・古内東子“サウンド、”か・き・く・け・こ“の発音が妙に艶めかしくなる独特の歌唱は健在。
彼女のライブに接するのはこれで4回目。これまではピアノ弾き語り+生ギター等々シンプルな編成ばかり、今回が初めてのバンドサウンド。その歌詞世界ばかりが注目されている彼女だけど、バカラックに影響された音作りも素晴らしく、次回はぜひホーンやストリングスを絡めた絶妙のアンサンブルに浸りたいと思った次第です。
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