隣席の女性と話をするまでは、これがファンクラブ会員限定のイベントだとまったく知らなかった。美メロを紡ぐポップな王子様もいまやフェスティバルホールを埋める存在、ビルボードライブで観れるのかとHP限定抽選に応募したら見事に当選(有料)、ファンクラブ会員にとっても高倍率のプラチナらしく300席はぎっしり満杯。
ライブ的にはエレピ弾き語りオンリーのほぼ10曲。“男性客は全体の5%、しかもそのほとんどがカップルの片割れ”と、ここまでならジュリーのライブと変わらない。ところが今回は女性客の大半が私の半分以下の年ごろときた。けっこうジロジロ視線を浴びたし、話した女性からはきっちり「関係者の方ですか?」と訊かれたし。
そしてこれはファンミーティング。ビッケ本人はステージからどんどん客席に絡んで1対1の会話を重ねていく。しかも中味はいわゆる内輪受け、コアなファンにしかわからない濃いものばかり。ひとり浮いた感のある、格好のイジリ対象となるだろう私にマイクの矛先が向けられたらどうしようかと、終始ヒヤヒヤものの90分だった。
だからと言ってもうビッケには懲りたなんてことはいっさいなし。ぜひ次の機会があれば、バックバンドやダンサーを従えて、美しいメロディラインを軽やかに奏でていく彼のステージを存分に味わうぞと決意した次第。彼こそがクイーンや10cc、ジェフ・リン等、70’s英国ポップの日本における数少ない伝道師だと思うので。
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