最近の絶滅危惧種のひとつ。プロ野球と違って時間帯は夕暮れどき限定、なのでそこは居酒屋ではなく喫茶店。ところがチェーン系カフェがやたらと増え、こだわりのある個人経営カフェはテレビを置かず…というこのご時世、先日ある街で大相撲放映中の個人のお店を発見、ちょうどお茶したかったところだったので思わず飛びこむ。
店内にお客なし。老境かつエプロン姿の男性がひとりテレビの相撲に集中していた。アイスコーヒーを注文しつつ「いや〜最近相撲見れるお店少ないので嬉しいですわ〜」と、とりあえずべんちゃらを言うもさしたる反応なし。注文の品をテーブルに置くやふたたびテレビに集中、目の前の一番にたいして何やらひとりごとを繰り返していた。
そうこうするうち奥様とみられる女性が戻ってきた。そうか、お店を切り盛りしているのはこのテキパキ感ある女性のほうか、と思うや案の定お客が2人、3人。なるほど男性はあくまで”閑散期”の店番だったか、と判ったあたりで結びの一番。最近の値上げラッシュで個人的に一番コタえているコーヒー代、なんと500円払ってお店を後に。
これまでの感覚ではどうみても380円あたりが妥当の代物、まあ最近ではめったにないお店を発見、さらに一時間たっぷり堪能できたから良しとするかと納得。そういえばかって母親から聞いた話、昭和30年代の喫茶店最大のウリ文句は”大相撲中継放映中”、好取組がある日には仕事を終えるやそそくさと駆けつけたということです。
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