野球帽は昭和の小学男子必須のアイテム。ただあのころ球団公認の正規品は阪神と巨人のそれぐらい、しかもそれらは当時の小学生にとってけっこうなお値段、なのでみんな無地の帽子に球団マークのワッペンを貼り付け代用していたような。もっとも当時はそのワッペンすら売っていない球団のほうが多かったように思うけど。
そして帽子の横にはめいめいお気に入りの背番号を貼り付け。ちなみに私が選んだのは17番。もちろんこれは(4月)17日生まれというところから、ただ運動音痴だった私にはどこか遠慮する気持ちが働き、阪神ファンそして野球上手の友人たちを押しのけてまで、28や22あるいはエースナンバー18をいただくのは避けたような。
さらにレギュラー選手を意味するヒト桁の番号も回避、まあ小学生なりに空気を読んだ遠慮の固まりが17番だったということ。やがて高学年時の大親友がなんと帽子屋の息子、おかげで阪神の帽子が上の色合いになったさいにも正規の在庫処分品をいただく僥倖に(残念ながらそのころには日常的に野球帽を被らなくなるのだが)。
さて、それからほぼ半世紀、いま17番といえばエンゼルスの大谷そしてロッテの佐々木朗希と、いまやもっとも注目される選手ふたりの背番号。先見の明などというのはおこがましいけど、かっての運動音痴としてはちょっぴりリベンジの気分。どちらにしてもこのふたりの常識外れの活躍、昭和の野球少年は“脱帽”するしかないですね。
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