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2022年07月29日10:47

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☆洋ちゃんの読観聴 No. 1552

☆洋ちゃんの読観聴 No. 1552       

ジェフリー・ディーヴァー 「魔の山」    

ディーヴァーというと”五体不満足”の科学捜査官の
リンカーン・ライムのシリーズが長く続いている。
本作品は、身体を動かせないライムの正反対で、
アクションが得意のコルター・ショウが主人公の
シリーズだ。これがシリーズの2作目。

ショウの職業は懸賞金ハンター。似たような仕事で
賞金稼ぎがあるが、賞金稼ぎは逃走中の犯罪者を
連れ戻して成功報酬を受け取る。これに反して
懸賞金ハンターというのは、行方不明者を探し
出す。必ずしも事件性は関係ない。行方不明者の
家族や当局から懸賞金を受け取る。

今回は、行方不明の若者の家族の依頼を受けて
若者とその友人を追う。ショウはすぐに2人を
見つけ出すが、若者の友人は自殺してしまう。
その友人はカルト集団のメンバーだったようだ。
カルト集団を調べ始めたショウは、集団を取材
していた記者が殺害されていたことを知る。
そこで彼はカルト集団に潜入する。集団の土地
には多くの信者が共同生活をしており、教祖の
講話などが行われている。いったいここで何が
行われているのか?

偽装信者になった時点で、すべての持ち物は
取り上げられており、外部との連絡もできないし、
もちろん武器もない。インチキ教団の内部情報を
手に入れようとするが、なかなか困難な状況だ。

既に信者になっている者の中には教団の教義に
疑いを持っている者もいて、ショウは彼らと
情報交換しながら、犠牲者の脱出を図る。

以上があらすじで、体力と武道に恵まれたショウの
アクションが読みどころとなっている。

もう一つ。1作目から続く本シリーズのテーマは
不審な死をとげたショウの父親の秘密を探ることで、
これも興味深いテーマとなっていて、次作へと
続くことになっている。

なお、第3作は既刊で、ここまで読んだ僕と
しては第3作を読まざるをえないかな。

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