実話に基づくストーリーの舞台は1970年ロンドン。地球規模の一大イベント「ミス・ワールド」世界大会、これぞまさに女性を見せもの扱いする最大の場であると、開催阻止に向けて立ち上がったのは女性解放運動の活動家たち。リーダー的存在サリー(キーラ・ナイトレイ)をはじめ、それぞれが多少ギクシャクしながら阻止計画は進む。
いっぽう黒人女性初の世界大会出場を果たしたのがグレナダ代表ジェニファー(ググ・バサ=ロー)。彼女をはじめ世界各国からやってきた美女たちそして男性社会の価値観が優先する主催者側、こちらの描写がややコメディタッチのせいかすこし重みに欠けるものの、サリーたちの活動と並行させ大会当日までの日々を描いていく。
生中継にて世界が見つめる大会がスタート、ここからの緊張感はハンパなく前半の軽い作りをいつのまにか忘れてしまう。そしてずっと交差することのなかったサリーとジェニファーの間にもちゃんと落としどころが用意。どちらにしても彼女たちをとりまく、多くの強い立場の男性たちはなんて情けなく滑稽な存在なんだろう。
実話ものにつきもののラストのお約束ごとはきっちり、今回はいつになく感動。それにしても、多少の役作りはあるものの、活動家のリーダーが多くのミス・ワールド代表よりも美しいというのはいかがなものか…などというツッコミは、まさにこの作品のテーマに大いに反することになるのでここではやめておくことにします。
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