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2022年02月12日19:24

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来た、観た、驚いた ( 映画『ビートルズ GET BACK ルーフトップ・コンサート』)

最初まず打ち明けねばならないのは、実はこれが僕にとって「初IMAX体験」ということ。
なんと今さら!汗顔のいたり。
そこまでカネかけてまで観なくてええやんか。と、ケチな自分(笑)
そのIMAXシアター、満席である。で、上映前の「ようこそイントロダクション」の“くどい”こと(笑)

それはともかく映画のサブタイトル通りの名称で知られている、「ビートルズ史」において彼らの掉尾を飾ると言っていいゲリライベント。
今まで様々なドキュメンタリーで断片的にそのパフォーマンスが見られたのだけど、スタートからフィニッシュまでその全貌を観れるのはもちろんこれが初めて。
そしていざ観てみれば、今まで知らなかった発見の連続。

まずこの企ては、後年にジョンが「バンドが煮詰まっていたので気晴らしのようなものだった」と語っていたのだけど、実は入念に準備されたライヴレコーディングだった。
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そう、コンサートじゃないんですよ。あくまで収録するのが前提。だから新曲である「Get Back」や「I’ve Got a Feeling」を何回も演ったのか。
アルバム『Let It Be』の音源4曲はそこから・・・というのを僕は今まで全く気が付かなかった!(恥)
てっきりスタジオ録音だと。
うわぁ〜、何年ビートルズを聴いてきたんだ〜〜俺(泣)
でも、多少の「粗さ」はあっても雑だったり乱れを全く感じない。ハンブルグ時代で培ったバンドの「基礎体力」はまだまだ健在であり、まさに原点回帰(Get Back)のライヴだったのだ。ジョンはギターを弾く手がかじかんで弾きにくそうだったけど、
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レコーディングもだけど撮影も手が込んでいる。カメラを何台も駆使して、照明まで用意していたとは。
監督ピーター・ジャクソンの手際なのだろう、『ウッドストック』を彷彿とさせるマルチ画面の多用に痺れました。

さらに痺れたのはもちろん音響。その素晴らしさは言を俟たないのですが、いちばん驚いたのは、“ステージ”上、隣のビル、階下の路上と、場所によっての「音の距離感」が自在に聴こえてくること。これはデジタル処理で再現したのかなあ?だとすればハイテクおそるべし。
そして“現場”はずいぶん爆音だったのだな、というのも。

最後にもうひとつ、演奏を止めさせようと乗り込んだものの、どう対処しようか途方に暮れるふたりのお巡りさん。これがなんともかわいそう(笑) その1人がまた紅顔が覗くほどの若さに見えたのだから余計に印象的だったのです。

【予告編】https://youtu.be/PxfEdyLBiDY

実は、この仔細を記録した本が3年前に出ていたのもあらためて知った。読んでみたい!
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で、問題の「本編」
ディズニーの阿漕な商売に皆さんずいぶん悩ましい思いをされてるみたいですが、僕は気長にDVD BOXを待つことにしますあせあせ

〈TOHOシネマで明日までの上映〉

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