オリジナルは私が生まれた1961年。その後テレビ放映を見たはずだけどあまり憶えていない。それよりも「あんたが生まれて初めて口ずさんだ外国の曲は“トゥナイト”や」と、母親が洋楽にハマる私に何度も言ってたことを思い出す。映画というよりその後の日本のエンタメ文化向上に大きな影響を与えた作品として長らく認識。
いくつかのレビューによればオリジナルにほとんど忠実だと。たしかに”現在ならではの視点”みたいなものはほぼなし、イマでは乱発されている汚ない言葉も回避。ただ銃使用をふくめた暴力描写に関しては予想よりやや過度だったけど、どちらにしてもストーリーそのものだけを追うと、ごくごくシンプルな作りであると気がつく。
それでも最後までスクリーンに引きつけられっぱなしなのはなぜだろう。まるでナマのミュージカルを味わっているかのように、おなじみの曲の熱唱が終わって暗転するや思わず拍手をしそうになる。とにかく絶妙のタイミングで歌唱&群舞シーンが飛びこんでくるのだ。長尺作品の常套句ながらホントあっという間の157分だった。
キャリアの浅い若手俳優中心のキャスティング、ただトニー役のニーチャンだけはどこかで見たなと思ったら「ベイビー・ドライバー」のアンセル・エルゴート。オリジナルに出演したベテラン女優が物語を脇で引き締める好演。あとマイケル・ジャクソン「今夜はビート・イット」PVのパクリ具合がいまになってよくわかりました。
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