想像以上のボリューム、貴重な個人所有のコレクションであふれんばかりの展示会場。東京・白金にある生家や現在の細野邸はいますっからかんではないだろうか。ちょっとしたアイデアを記したメモや何気なく収集していた小物が展示物として成立するのだから、偉大な存在にはなってみるもの。半世紀の活動をたどるこれぞ細野ワールド。
はずかしながらあまり専門的な部分までわからなかったけど、思い出あふれる愛用の楽器コレクションはマニアにとってたまらないはず。ベースやギターはもちろんのこと、各世代シンセサイザーの展示はそのままこの機材の進化をたどるもの、対照的に数多くの民族楽器のプリミティヴな響きはトロピカル・ダンディーたる彼の面目躍如。
展示会場内にガンガン彼の楽曲が流れているということはなく、パートごとのモニターから貴重な過去映像がごく控えめに聴こえてくるのがいかにも東京シャイネス。どうでもいい私事ながら、伝説の横浜中華街ライブ会場「同發」は、かって社内旅行の宴会場だった広東料理店。たしかその後しばらく火災発生がニュースになってたけど。
ある時期の細野音楽のキーワード”観光”という言葉が実にふさわしいデビュー50周年記念展。やっぱり私にとっての記憶はYMO以前/以後できっぱり分かれてしまうかな。実はまだソロとしてのステージを体験したことなし(YMO1回と先日の松本隆イベントのみ)、公開中の映画からあふれ出た熱狂をいつかぜひ味わいたく思っています。
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