ぽっちゃり体型であまりイケてない高校生ジョアンナ(ビーニー・フェルドスタイン)はイギリス地方都市に住む16歳。5人兄弟ながら父親の仕事は安定せず、あまり裕福とはいえない暮らし。かろうじて文学少女の端っこにいる彼女はその文才を活かし、音楽ライターへの道を目指すのだが…。英著名コラムニストの自伝的小説を映画化。
時代設定は90年代前半、当時のUKロック状況がふんだんに盛られている。おそらく有名曲の歌詞や著名ロッカーの名言がセリフのあちこちに埋もれているはず。あと最近の青春X音楽ものによくありがち、主人公の父親がロック第一世代、いまだ現実社会と溶けこめず、青くさいロック魂ばかり吐くというキャラは今回もまたまた登場。
…などというこの物語の楽しみかたも、愛くるしいといえば愛くるしい、そしてウザいといえばウザい、ジョアンナのキャラを受け入れることができるかどうかにかかってくる。ライターとしての才能を見いだされ、ロンドンを往復するようになれば世間の風に吹かれて多少は落ち着くかと思ったら、ますますそのキャラは増長したし。
エロがらみのやりとりも下品な、英国風おバカモードの連続。なのであまりツッコむのもヤボになるけど、ジョアンナがときおりこちらに向かって説く人生訓は、本来なら成功者の言葉として説得力を持つはずなんだけど、このキャラに接したらまともに受け止めるひとはいないような。おバカと元気ハツラツは紙一重ということですね。
ログインしてコメントを確認・投稿する