タリバンがアフガニスタンを制覇し、これより先に米国が
今月中の米軍撤退を発表したことで、これまで旧アフガン
政権を支援してきた主要国がアフガンに残る自国民と
関係するアフガニスタン人の帰国搬送を急いできた。
既に欧州各国は帰国搬送を終えた。また、韓国も
自国民と協力者と家族など400人近くの搬送を終えた。
日本はどうか? 他の国より自衛隊機派遣が1週間ほど
遅れた。昨日、自衛隊機が搬送できたのは一人だけ
(共同通信の記者)。大使館員は早々と脱出して
いるが、国連職員やJICAやNGOの人たち、それに
地元協力者の数百人は帰国搬出のめどがたっていない。
先日のISによる爆弾テロの影響も大きい。しかし、
その前から脱出希望者は空港までいきつけていない。
タリバンの検問があるためだ。
米軍の撤退が予定通り31日で終われば、自衛隊の
作戦も終了する。その後、取り残された人たちは
どうやってアフガンを出ることができるのか?
菅政権はコロナで頭がいっぱいかもしれないが、
アフガン問題では大きく立ち遅れた。どこかで
”ひとごと”感があるのだろう。しかし、それで
日本国民や日本国に協力した人たちの命が
奪われたら、政権はどう責任をとるのだろう。
ログインしてコメントを確認・投稿する