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2021年08月26日17:33

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1年半ぶりに「吉田類の酒場放浪記」を観る

きっかけは、芥川賞作品が載った今月の文藝春秋。
“類さん”(と、気安く呼ばせていただきます)による寄稿がきっかけでした。
自分も開いた誌面でびっくりしたのですが。
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言わんとすることは、去年から続くコロナ禍で飲食業、ひいては酒場という空間自体への風当たりが強くなってることへ物申すもの。しかしたとえ、それがやむを得なければ、それに代わる「呑む楽しみ」への提言も。

僕がてっきり思ったのは類さん、番組でああいうオープンな人柄を披露されてるので「家呑み」「ひとり呑み」なんて向かない方なのかな、と思ったら全くそうではなく、逆にそういう楽しさも発見されたとのこと。
考えてみれば番組でも、独りでふらっと飲み歩いてられるし、山登りもされてる彼はたいがい単独行。だから単なる「寂しがりや」ではないのである。

さてその「番組」
計4回の初回は、やはり、というか「宅呑み」の寛いだひと時。
“アテ”が、かつて訪問したお店のテイクアウト商品というのがミソか。
台所で自ら包丁を振るって作る姿も。でもどこか辿々しい?あせあせ
これは去年春に日記にしたけど、コロナで“方針変更”を余儀なくされた酒場放浪記なんて、気の抜けたビールみたいで見るに忍びないと思っていた。
これはこれで微笑ましくて、観る側にも“幸せ感”が共有できそうです。

2、3回目は過去の再放送だけど、驚いたのは4回目。なんと開店中のお店にお邪魔するという以前と同じ撮影だ。
しかもカウンターだけのお店。そこはやはり、席間隔とアクリル盤の仕切りといった対策はこうじられていて、店員さん方もマスク姿。
類さんのお喋りもトーンは抑えめ。店内もどことなく静かだ。しかし、それまで通り相席する方同士での「乾杯」されるのにはびっくりだ。ただし座ったまま控えめに、だけど。
店を後にするときも「これからもう一軒・・・」とも言わないし(笑)
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やっぱりこの状況、酒席でいったいどこまで楽しむ事が許されるのだろう?という悩ましくも涙ぐましい思いを抱いてしまったのが正直なところ。
でもやはり、我らが(?)酒場のアイドルの姿と、番組の灯を絶やしてはいけない。陰ながら見守らなアカンな、と思いをあらたにさせられたのですが。(トップ写真は、Twitterで見つけたショッキングな?1枚、笑。どうやら休肝日バージョンもあるみたいです)


おまけの1曲は、引き続きチャーリー・ワッツ追悼。
これもジャズクインテットの演奏で2年前。テナーサックスはスコット・ハミルトン!新人時代のアルバムを持っているだけに、ずいぶんお歳を召されたなとびっくりあせあせ https://youtu.be/aaeaFMXLDfs


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