滝に打たれる男、ずたぼろの胴着、拳を握り締め、目を閉じ、静かに力を漲らせている。突如刮目し。
「天突拳ーーんっ!」
いや、ちがうなぁ。
「空列斬ーーーん!」
いや、これも違う。
「激流突ーーーいっ!」
いや、ないなぁ。
「閃空ーーっ!」
いや、字数が足らん。
「空列斬ーーーんっ!」
あ、さっきのと同じか?
「天風拳ーーーんっ!」
ダメだ!ちょっと目先を変えよう。
「ライジングアッパーーーーー!」
いや、横文字はさすがに・・・
「天翔ル龍ノ拳ーーっ!」
いや、バレるって絶対。
「闇黒魔刃冥哭破滅昇ーーーぅ!」
長いし中二入ってるし・・・でも「昇」はいいな。
「激列昇ーーーー!」
いや、これだと聞いてる人が「昇」か「掌」か分からんな。
「破昇衝破ーーーー!」
ダメだ!これ噛みそう。
「・・・・・」
取りあえず、有りな漢字を一覧にしよう。
「・・・・・」
昇、滅、旋、波、龍、拳・・・み、見えた!
「昇龍拳ーーーーっ!」
これだ!技のタイミングと、発声時の力の入り方が絶妙!
「昇龍拳ーーーーっ!」
いい!これだこれ!
「昇龍拳っ!」
軽く打つ時は伸ばさないようしよう。
「昇龍拳ーーーーっ!」
でも書くときにめんどいな。龍の方が厳ついけど。
「昇竜拳ーーーーんはっ!」
コレだな!
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