きょうは月いちの検診プラス季節ごとの血液検査の日。何気なくかかりつけ医院のドアを開けると待合室はお年寄りでぎっしり、長イスも予備の事務イスも満席、受付の女性はパニクっている。一瞬何事かと思ってビックリしたけどすぐに判った。我がクリニックもきょうから始まった大阪市コロナワクチン接種の場になったということだ。
これまでコロナ行政にはクールなスタンスだった先生も上からのお達しには仕方なし。接種を終えたお年寄りが副反応のおそれありでしばらく滞在、さらに次々と接種予約のための来院、そこへ私のような通常診療。そら混みますわ。密を避ける意味と席をゆずる気持ちが重なって、私は外に出たままずっと廊下にたたずんでいた。
「やっぱり助かりますわ、ここでワクチン接種できたら気分的にぜんぜん違うし」と診察室で血圧を測りつつ言うと、「いや、いまの行政のことやから、そのときになってみんとわかりませんよ。かかりつけ医院接種はお年寄りだけで終了、若いひとは全部大規模会場に放りこんでしまえってなるかもしれんし」と先生。
朝いちから続くワクチン接種に疲れてきたころ顔を出したのが私。ちょうどいい箸休めとばかり採血のさいにはきのうの千秋楽の話ばかりに終始してしまった。この週末であの大手術〜入院からちょうど9年、感謝の気持ちを命の恩人に伝えずじまい。あのときの先生の迅速なジャッジがあってこそ、いまの私があるのです。
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