あのころの阪神タイガースは軟投型のサウスポー、とりわけヤクルトの安田を大の苦手にしていた。まるでキャッチボールのように投げてくるユルユルの球。同じタイプでいえば中日の松本も打てなかった。江夏がノーノーを自らのサヨナラ本塁打で決着できたのも、松本が阪神打線を0封していたから。あと安田のヤクルト後輩、梶間も苦手だったなと。
朝日放送ラジオ「おはようパーソナリティ中村鋭一です」のなかで”鋭ちゃんとタイガースを応援しよう!”というイベントがあった。当時は巨人戦をのぞく平日ナイターのアルプススタンドは閉まったまま、そこに鋭ちゃんひきいる大応援団を送りこむというリスナー招待企画だ。たしかウチの母親はハガキを書いて応募するも当選しなかったと思う。
ところが運の悪いことに相手ヤクルトの先発は安田だった(梶間だったかも?)。案の定タイガース打線はさっぱり彼を打てず、逆に投手陣のほうは大応援団に舞い上がったのかメッタ打ちされてしまい、結局0−13だったか0−11だったかでタイガースは惨敗した。翌朝のオンエアがお通夜のようになってしまったのはいうまでもない。
きっちり阪神ネタになってしまったけど、やっぱり81イニング連続無四球という記録がいかにも安田らしく素晴らしい。そしてその記録の両端がともに田淵への敬遠というから面白い。それにしても73歳とは若すぎる、タブチくんもヒロオカも、かってのキャラはまだまだ元気なのに。謹んでお悔やみ申し上げます。安らかにお眠りください。
ログインしてコメントを確認・投稿する