mixiユーザー(id:2399973)

2021年01月09日16:10

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「チャンシルさんには福が多いね」〜映画好きには小ネタが多いね

長らく師事していた映画監督が突然の死を迎え、独身アラフォーの女性プロデューサー・チャンシルさん(カン・マルグム)は職を失ってしまう。路頭に迷った彼女はしかたなく若手女優ソフィーのもとで家政婦として働くが、ある日やってきたソフィーのフランス語家庭教師、5つ年下の映画好きキム・ヨンへの恋心が芽生え…。

これが長編第1作というキム・チョヒ監督、長らくホン・サンスのプロデューサーを務めてきた彼女自身がそのまま投影された作品であることはあきらか。劇中に交わされる映画談義のなかで、チャンシルさんの口から尊敬するある高名な日本の映画監督の名前、彼の影響がこの作品全体にどう反映しているのかという点も見どころ。

中盤からは奇妙なキャラ(「愛の不時着」のキム・ヨンミン〜本筋とは関係ないけど、今回パンフレット販売対象が作品鑑賞者限定なのは、映画を見ずにパンフのみ購入する輩が多いからだろうか)が登場、チャンシルさんの気持ちをかき回していく一方、老齢の大家さんの言葉ひとつひとつが人生に迷う彼女にとっての癒しとなっていく。

たぶんもっと深く読むべきなのだろう、物語の決着に関してはあまりスッキリとしない後味が残ったけど、ほんのりしたユーモアを随所にはさみながらの淡々とした流れには好印象。あと登場人物それぞれがけっこう地味にオシャレでいまの季節にピッタリ、カジュアルコーディネートのいいお手本になるのでは、なんてことを思いました。
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