「レコード・コレクターズ」最新12月号は待望の大貫妙子特集。「ミュージック・マガジン」誌上でなかったところを見ると、現役感がやや薄らいでいるのかと思えるも、まちがいなくこのところのシティ・ポップ再評価の延長上。どちらにしても彼女の単独特集はおそらく初めてのこと、嬉しさのあまり思わずタワレコにて購入。
ご本人のロングインタビュー、ほぼ半世紀に近い歩みを追ったヒストリー、コンピ物や映像作品にまでおよぶディスコグラフィーと同誌特集の定番企画が続くも、134曲と想像以上のボリュームに圧倒されたのが他アーティストへの提供曲リスト。やっぱり時代おりおりのアイドルを中心とした、女性シンガーに向けての楽曲が多いかなと。
薬師丸ひろ子・原田知世・中森明菜・中山美穂・中谷美紀…私たち単なるアイドルに終わらずとばかり、アーティスティックな側面を演出したいときここぞと彼女を起用しているような。個人的愛聴盤、中山美穂1991年の「ディーヤ」にも彼女は3曲提供。せっかくなので、私にとっての大貫妙子楽曲ベスト3を記しておきます。
・海と少年 1978年「ミニヨン」収録、坂本龍一の編曲が最高。バックにYMOそろう。
・いつも通り 超名盤1975年のシュガー・ベイブ「SONGS」B面1曲目。
・突然の贈りもの これも「ミニヨン」収録の美しいバラード。
アルバム単位では「シニフィエ」「クリシェ」「ミニヨン」といったところかな。実は彼女のライブに関しては、たまたま何かと重なったり都合が悪かったりで、数年前のBBL大阪一度しか接していない。インタビューによると来月には東京でライブ再始動のようす、来年こそはぜひ彼女のピュアな音世界を味わいたく思っています。
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