プロ野球やJリーグと違って、非常にわかりやすいのが大相撲の観客制限。ふだんなら4名着席する枡席にひとりのみ可とすれば、必然的に館内の収容人員は4分の1。力士との接触回避のため土俵周囲の溜席を無観客とし、あとは2階のイス席で調整。ただチケット購入を1人1枚に限ったせいか、発売当初の出足は思ったより鈍かった。
誰だって誰かと一緒に相撲を観たい。ひとりぼっちでは二の足踏むのは当然。裏を返せば、いまひとりで枡席から応援しているひとたちはかなりの好角家。そう、今回聞こえるさざなみ的拍手がまるでクラシックコンサートのようと随所で表現されているのも、この異例の場所が質の高い相撲ファンによって成立しているからだと思いたい。
それにしてもよくいままでこの狭苦しいスペースに4人も詰め込まれていたなあと。このゆったり感に一度慣れてしまったら、もう二度と以前の状況に戻れないのでは。いろんな意味でアフターコロナの日々は大変だと思います(まあまったく同じことを、先日ゆったりと観戦した甲子園ライトスタンドでも感じたけど)。
で、肝心の取組のほう。4か月ぶりの本場所、そのあいだ巡業は全部中止、そして出稽古も一切禁止となると、各力士に相撲勘が戻っているほうが不思議。なので初日・二日目はやたらとイージーな取口が多かったような。鶴竜は不可解な休場をしてしまうし、各力士まだまだ足が地についていないといういまのところの正直な印象です。
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