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2020年06月27日19:33

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36年ぶりの「ナウシカ」

 昨日から全国300館以上の劇場で「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」の上映が始まりました。
 ジブリ作品の旧作はほぼ劇場で観る機会がなかったので、喜び勇んで観てまいりましたよ。
 今回私が選んだのは「風の谷のナウシカ」。
 実に、36年ぶりの、スクリーンでの対面でした。

 違いますね。やはり全然違います。テレビの画面で観るのとスクリーンで観るのとでは。
 とにかく、画面から伝わって来る情報量の多さがハンパないんですね。え、ここまで細かくこんな動きが作画されてたの!?と驚かされるんですよ。昔の作品ですから技術的なムラも多少は目立つんですが、それ以上に「作品から滲み出て来る表現者の意欲と志」の波及力に圧倒されてしまいます。
 こういうのは、やはり、映画館まで足を運ばないと体感できないな、と思いますね。

 今回のジブリ作品リバイバルの発案者は、東宝の市川南常務取締役。
 市川氏がジブリの鈴木敏夫プロデューサーにもちかけたこの話に宮崎駿監督が乗ったことで実現したのだそうです。
 宮崎監督曰く「鈴木さん、それやったほうがいいよ。今できることをすべきだね」。
 東日本大震災の時も、スタジオを閉じることなく制作活動を続ける事を強く主張した宮崎監督らしい発言ですね。
 「街のパン屋さんだって今、店を開けて仕事をしている。懸命に『日常』を続けようと頑張っている。ここで我々が仕事をやめてどうするんだ」。
 こんな時にアニメ作りなんかやってていいんだろうか・・・と意気消沈していたスタッフにこう呼びかけてスタジオ活動を継続させたという監督。
 今回もきっと同じ気持ちでリバイバル企画に同意したのでしょう。
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