換気に気を配り、つねに風通しのいい状態にしておくのがコロナ対策の第一歩。もう寒気が吹き込む季節でもないので、ふだんは扉を固く閉めているウチの近所の飲食店も、いまは開放したまま営業を続けている。間寛平やハイヒール・モモコがよく来るという、カウンター数席だけのちょっとお高い鮨屋も、めずらしくすりガラスの扉を開けていた。
こうなったら覗いてみたくなるのが人情だ。ひょっとしたら吉本の誰かが来てるかもと、思わず店内に視線を走らせた。するといきなりちょっとコワモテの大将と目があってジロリとにらまれ、さらにこのとき唯一の来客、もっと凄みのある顔をしたヤヤコしそうなおっさんにもにらまれ、ビビって退散した。まだまだ敷居が高いということでしょうか。
あべのまで歩いて往復するときはいつも、あるラブホテル沿いの脇道を行き来するのだが、先日やはり換気に気を配ったということか、エントランスの自動ドアが開けっ放しになっていた。こうなったら覗いてみたくなるのが人情だ。視線の先にはちょうどフロントの客室パネル、ほとんどの光は消えていて、それはほぼ満室ということを意味していた。
”濃厚接触”とか”三密”という言葉が駆け巡った。さらに”このときにおよんで”あるいは”このときだからこそ”というフレーズも。そういえば先日トイレットペーパー騒ぎのときに、男性避妊具の棚もけっこうスカスカだったことを思い出した。まあただ単に流通の谷間だったのかもしれないけど、これこそが文字通りの"品薄”だと思った。
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