コロナ禍で日本だけでなく世界中が、感染を避けるための自粛として、まるで自ら自宅を監獄にしちゃっているのではないかと思えるような、何か暗たんとしたここ数か月。テレビをつければ、このウイルス禍についての報道だけ。
さまざまな番組も「三蜜」を避けるとして、録画製作が中断されている。スタジオと出演者の家庭からの中継での参加でつくるという、ちょっと今までにない見慣れない光景。それとも、過去に放送した膨大な映像からの編集番組か、ドラマ・映画の再放送というものばかり。
今は地上波にBSやCSといった放送局からの番組に、多くの有料だが映像専門サイトからのインターネット番組も増え、分母が相当数になった分、歌番組もけっこう多い。
私の場合は、フランク永井専門?なので、フランク永井が登場するとおぼしき番組を主に追ってみている。とはいえ、フランク永井の出演するという番組は、なくなり気味でさみしい。2週間ほど前の日曜日のTBS番組「東京マガジン」で過去に放送された有楽町周辺の戦後の流れが放送された。これはフランク永井の歌う「有楽町で逢いましょう」も移り、久しぶりであっただけにホッとしたひとときだった。
そこで、久しぶりに新聞の番組欄に「島倉千代子とフランク永井」の文字を発見し、期待をもって鑑賞した次第。
「本人の歌唱も含めて…」という思わせぶりなニュアンスをもった番組先頭のふりだったので、ひさびさのフランク永井の登場を期待した。
島倉千代子はフランク永井とともにデビューしている。1955(S30)年、先の戦争が終結して10年後のこと。さすがに古い話で、私と同年代の年よりならまだしも、若い方がたには古すぎるのは違いない。
島倉千代子はレコード会社がコロンビアだが、フランク永井との共演も多く、親しみも深い。好きな歌手のひとりである。フランク永井とデュエットした「あなたと共に」の映像は残されている。似た題名だが「あなたが居れば」という歌もNHK「きょうのうた」で放送されいるのだが、残念なことに残されていないようだ。
さて、表題の番組では、下記のように曲が紹介された。
愛のさざなみ(島倉千代子)
からたち日記(島倉千代子)
人生いろいろ(角川博、マイク眞木、田代美代子、
マヒナスターズ、井上由美子)
鳳仙花(川中美幸)
逢いたいなアあの人に(川中美幸)
東京だョおっ母さん(丘みどり)
東京ナイトクラブ(美川憲一、丘みどり)
大阪ろまん(鏡五郎)
公園の手品師(ささきいさお)
夜霧に消えたチャコ(増位山太志郎)
有楽町で逢いましょう(ささきいさお)
おまえに(ささきいさお)
島倉の曲は2曲が本人の歌唱映像で構成されているのだが、フランク永井の曲は、なんと全部がカバー。これっていったいどうして。島倉同様に2曲はとまで言わないまでも、せめて1曲は本人歌唱をだしていいのではないのか。この気落ちは私だけなのだろうか。
さらに見れば、島倉の「人生いろいろ」だが、歌う複数のコンビが唐突。これは、過去の番組の単なる再構成なのかと、察せられてしまうのだが。
ただ、フランク永井ファンの同僚であるささきいさおによるカバーが聴けたのは嬉しい。
ということで、ひさびさに、フランク永井を紹介してくれたのには、大いに感謝し評価するのだが、ややすっきりしない印象が残ったのは隠しえない。
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