涙ぐましい日々の紙面づくり。日本国内のみならず全世界規模でほとんどのスポーツが動きを止めているいま、新鮮な記事ネタなどあろうはずがない。いや、かりにあったしても直接対面での取材はNG、それはリモート取材つまり電話やメールあるいはPC画面経由のものばかり。紙面構成に苦心しているのが手に取るようにわかる。
とにかく見出しやフォトがやたらと大きい。ネタがないからできるかぎり大きくして紙面を埋めるという苦肉の策。阪神の外国人選手誰それがニンテンドーのゲームにハマっているというネタだけで、まるで彼が逆転サヨナラホームランを打ったかのようなスケールだ。アイドルの水着写真は思いっきり引き伸ばして芸能面の大半を占拠している。
芸能面といえば、ここにきて日刊スポーツは社会・政治面をラストに配し、阪神ネタオンリーと言われる関西版でもこんな1面となる日が増えてきた(フォトは15日付)。ただアスリートを題材にした読み物的な連載記事も目についてきたことは嬉しい。スポーツ・ノンフィクションの小品を手がるに味わうような感覚、なにやらお得感。
そして取材そのものは大変だろうけど、これまでとまったく変わらない紙面構成なのが競馬面、もちろんいまこのときでも開催中だから。窮地に追いこまれている人間たちのささやかな楽しみのために、一生懸命に走る馬たちには感謝の言葉しかなく、ニンジン何万本も贈りたい。5月末の日本ダービーまで無観客が決定したのはちょっと残念だけど。
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