「家飲み」だけじゃつまらんじゃないか。

昨日、晩酌しながら、ひさかたぶりに「吉田類の酒場放浪記」を見たのです。
この時節柄に、なんというアイロニー(笑)
だからこそ、無聊を慰めたい気持ちが働いて、見たくなったのかもしれない。

もちろん収録されたのはコロナ騒動以前。
カウンターで肩を寄せ合い、杯を重ねて気のおけないお喋りに興じる、そんな街の酒場が今や「三密空間」として警戒すべき場所になってしまった。
コロナは、そうした庶民のささやかな憩いの場も奪ってしまう。

飲み手(客)にとってはなんとやるせないことか。しかし店側はもっと深刻だろう。昨夜放映された4軒は今はどうされてるのか？　いや、僕がよく利用していた、あの店もこの店も今はどうされてるのか？それを想像するだけで痛ましく切ないものがあります。
番組じたいもこれからどうなるのだろう？

「家賃が月27万円やねんで。休まれへんがな・・・」と、朝いつも買われてる居酒屋の御主人がこぼされていた。
ウチは販売店だからいい。あるいは酒屋さんもそうだろう。先週、土曜日の仕事帰りに立ち寄った昔馴染みの酒屋さんに「家飲み需要」があるんと違う？と水を向けてみれば口を濁してはいたけど(笑)
常々思う。個人で経営する飲食/外食業なんてどれほど苦労が絶えなくて、どんな歓びやモチベーションで経営されてるのかな？と。仕込みと営業に追われてプライベートタイムなんて無きがごとしだろうし、僕にはぜったい無理だ。

あんまり感情的な意見を呈したくはないし、そのての業界がどういうシステムなのか全く知らないけど、こんな「非常時」に容赦無く家賃を取り立てる不動産会社や家賃収入者って(及び代行サービス会社)いったい何なん？　そういうことこそ「不要不急」じゃないのか？と。

日本も早く実現してほしい。
「家賃猶予、各国動く　廃業防止へ公的支援 」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58003260T10C20A4EA2000/

近所の名物店も閉まってました・・・

ああ、あかん。暗い話になってしまって失礼しました。

皆さま引き続きご自愛下さい。