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2020年01月04日16:40

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「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」〜たしかに、ありえない

次期大統領最有力候補のスーパーウーマン、米国務長官シャーロット(シャーリーズ・セロン)。そしてまったくうだつのあがらない、自ら新聞記者の職を辞した一匹狼ジャーナリスト、フレッド(セス・ローゲン)。あまりにも立場や身分が違うふたりがくりひろげる恋愛模様。現実社会への皮肉もたっぷり、固有名詞の引用もやたらと多いハイセンスなロマンティック・コメディ。

シャーリーズ・セロンがこの上なく美しい。ハリウッドのトップ女優が本気になって美しさを表現したら、これほどまでの領域にまで到達するのかとしみじみ。まあ彼女の最近作の役柄がちょっと変化球続きだったせいでそう思うのかもしれないけど。今回はど真ん中のストレート、けっして大げさではなく彼女の美しさを堪能するだけでも値打ちありの一本。

…などと言いたくなるのも、このところのアメリカ映画は実在した人物を追っかけることに終始したり、抑圧された側の歴史の裏側にあったものを暴いてみせたり。こんなロマンティックなコメディ、そして女優をより美しく輝かせる作品はめっきり少なくなったような。たとえリアリティが全然なくても、きらびやかな夢世界で魅せる、これがハリウッド映画の素晴らしさだったはず。

その米映画特有のおバカ/おフザケムービーにはギリギリのところでとどまったか。次第に下ネタ濃度が高くなり、物語のカギをにぎる部分もけっこう下品(そしてこのタイトル…考えすぎか)。性差や国民性にも依ると思うけど、ここらを許せるかどうかで評価も変わってくるのでは。日本では、まあお正月ぐらいいいんじゃないの…という声にすがった部分もあったりして。
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