矢野監督のあいさつが終わったあと、球児と福留は鳥谷に向かって何かを催促するような手つきをした。すると鳥谷は要らん要らんという感じでそれを拒んだ。たぶん球児と福留はチーム全員の手で鳥谷を胴上げしようと思ったのだろう。ただ彼は昨日の試合で現役を引退するわけではないし、このあと勝ち進んでもう一度甲子園に戻ってきたいと強く思っているのだ。
そう、きのうの勝利はただ単にCS進出をきめただけではなく、がんばってあといくつか勝てば、阪神ファンはタテジマのユニフォームに身を包んだ鳥谷を甲子園しかも日本シリーズという舞台で再び拝めるという、けっこうハードルの高いミッションをチームに課してしまったということ。こんなスリリングな展開を楽しめるとは、ほんと阪神ファンでよかったと思う。
それにしても誰がこんなシーズン最終盤を予想しただろうか。今季のセ・リーグ各チームは調子の波が大きく、かわりばんこに大型連勝を繰り返していた。ただ阪神だけはずっと蚊帳の外、あの貧弱な打線じゃ波に乗りようがないわなと思っていたら、最後の最後にきてビッグウェーブ到来ということだ。まあなんとかその大波に乗ってもやっとこさ貯金1なんだけど。
…とか思っているところに広島・緒方監督辞任の一報が入ってきた。Bクラス転落という結果がすべての原因だとは思えないけど、2〜4位なんてわずかの差、ひょっとしたら広島だって日本シリーズに出たかもしれないし。阪神にしてもなぜか毎回乱戦というかあまりレベルの高くない試合を展開するハマスタでのDeNA戦、あっさり連敗してしまうかもしれないけど。
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