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2019年09月28日16:00

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「ブルーノート・レコード ジャズを超えて」〜たしかにジャズを超えた

世界のジャズをリードする名門レーベル「ブルーノート・レコード」、その創立80周年を記念して製作されたドキュメンタリー。現在のブルーノートを代表するミュージシャンがスタジオに集まり、セッションを重ねる様子を随所にはさみながら、ハービー・ハンコックやウェイン・ショーター等、レーベルに関わったひとたちへのインタビューを当時の貴重な映像・音源を交えていく。

…と、非常にオーソドックスなドキュメンタリータッチのまま、時系列でレーベルの歴史が綴られていくのだが、がぜん興味が湧き思わずカラダが前のめりになったのが、70年代終盤に一度倒産したレーベルが85年に再興、ほどなく生まれたヒップホップ文化とジャズのつながりを心地よい音量とともにわかりやすく説明された後半。これこそ目からウロコが落ちる思いというやつ。

あとからチラシを見ると亀田誠司(元・東京事変)もまったく同じようなコメントを寄せていたけど、1940〜50年代からいきなり90年代、そのあいだに存在すべきロックもソウルも、まったく何もかもなかったように語られる地続き感が気持ちよかった。ただヒップホップ好きの側から言わせれば、ムーブメントの上っ面だけ撫でやがって、ということになるかもしれないけど。

シアター内大半をしめたおそらくジャズ通のみなさんからすれば、ラップ・ミュージックが連なる後半部分はちょっと退屈に感じたかもしれないけれど、とにかくこのつながりを再認識できたことが今回一番の収穫。やがてスクリーンには現代ブルーノート最大のミューズ、21歳の若きノラ・ジョーンズが登場してあの有名曲が流れ、思わずシミジミとした次第です。
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