mixiユーザー(id:2399973)

2019年04月13日14:45

160 view

「荒野にて」〜みずみずしい旅路

母とは離別、父とは死別し孤独の身となった15歳の少年チャーリー。調教助手として田舎競馬の厩舎で働くも、世話をしていた競走馬ピートが成績不振と加齢のせいで殺処分ときまり、彼はピートを道連れに果てしない荒野へと旅に出る。チャーリー役に新星チャーリー・プラマー、監督はシャーロット・ランプリング好演「さざなみ」のアンドリュー・ヘイ。イギリス映画。

ファーストネームがそのまま役名になっていることが物語るのかどうかわからないけど、とにかくこの作品はチャーリー・プラマーのみずみずしい演技がすべて。おそらく誰もが予想しえない中盤の出来事も、そして前半の人間関係を回収することなくチャーリーひとりの問題として収束していく展開も、すべてはこの新星の出世作として後年語られるかのように作られた気がする。

果てしなく続くチャーリーとピートの旅。アメリカ北西部だという荒野の風景が実に美しい。おそらく計算ずくなんだろうけど、このあたりはどこを撮ってもこんな感じですよとばかり、ややぶっきらぼうなアングルがかえってリアルな印象を残す。はたして彼らはどのくらいの道のりを歩んだのだろうか、わざわざアメリカの地図を広げて確認したくなってくる。

調教師役でスティーブ・ブシェミの顔をひさびさに。かっては怪優と言われた彼が実に渋くなって味のある存在。それにしてもアメリカの片田舎における下層社会って、どこよりも遠い別世界のような印象あり。あと、そのあまりにもルーズな空気とか、競馬好きにはいろいろツッコミどころあり。まあこれに関しては日本の競馬が管理されすぎているのだろうけど。
20 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年04月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930