一昨年のサマソニが想像以上に楽しいステージだったから、こないだ日曜の大阪ライブには行こうかとけっこうギリギリまで迷っていた。でも翌日はブライアン・フェリーだしやっぱり連チャンはやめとくか…と、彼らとはこのくらいの距離感だ。この30周年記念CDジャケに思わずニヤッとする世代なので、根っこの部分は同じ。でもデビュー直後はそのユーモアがあまりわからず。
ところが20年ぐらい前のこと、出張先のフランクフルトかデュッセルドルフのホテルの一室で何気なくテレビをつけたら、欧州ツアーの前宣伝なのか彼らのドキュメンタリー番組が流れていた。インタビューにもしっかりとした英語で答えるふたり(字幕でドイツ語)。ライブの様子もけっこう巧みに演出されていて、これは面白いなと思い帰ってすぐ「A」を購入した。
その「A」をきのうはひさしぶりに聴いた。「あすなろサンシャイン」から「Shangri-La」への流れは何度聴いてもホントカッコいい。「Shangri-La」はあのころ何度もカラオケで唄った。たぶん彼らの音は今回のことにからめて短絡的にトリップうんぬんと関連付けられやすいだろうけど、それは石野卓球やふだんからこの手の音楽を真面目に創作しているひとたちに失礼な話だ。
過去の創作物をすべて封印したりするわりには、酒井法子・飛鳥涼・清原和博…社会復帰は案外早いからこの国は厳しいのか甘いのかわからない。建前と本音の使い分け、結局おカネが動くところにひとも動くということか。薬物に思わず手を出してしまうのは人間の弱さだけど、カネになると思ったら見境なくその対象に手を伸ばすのもまた人間の弱さだと思う。
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