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2019年02月13日07:38

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★洋ちゃんの読観聴 No. 1323

★洋ちゃんの読観聴 No. 1323

映画 「ちいさな独裁者」                    

第二次世界大戦においてドイツで実際に起こったこと
のようだ。

戦争末期、敗色濃いドイツでは脱走兵があいつぐ。 
主人公の上等兵も命からがら脱走に成功する。だが、
食べ物もなく村の家を襲ったりもする。そんな彼が
一台の軍用車を見つける。誰もいない。

その車で見つけたのは将校の軍服。彼はそれを
着用しドイツ軍大尉になりすます。脱走兵や所属する
部隊からはぐれてしまった兵士を自分の部下とし、
脱走兵の調査が目的と称して移動していく。

彼とその部下たちは軍の収容所に行き着く。そこには
多数の脱走兵が収容されていて、司法省の判断待ち
となっている。だが、“大尉”は総統からの命として、
脱走兵を射殺する指示を下す。

“大尉”とその部下の行動はどんどんエスカレート
していく・・・。

ほんとうにこんなことが起こったのか、と思うのだが、
史実とのことだ。軍隊というのは指揮系統がしっかり
しているものと僕は思っていたが、いい加減なものだ。
と同時に、上官からの命令に対し、疑問があっても
それを発しないという組織の論理も気になった。
(ドイツでこのありさまだから日本はもっとそうで
あったであろうと想像するにかたくない。)

今日のドイツを含む欧州では右派の台頭が著しい。 
歴史の巻戻しを懸念する文化人、とりわけ映画人
からのメッセージを欧州の人々だけでなく日本人も
受けとめねばと思った。
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