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2019年01月25日10:49

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映画「ゴールデンスランバー」(韓国版)

宅配ドライバーのゴヌ(カン・ドンウォン)は、アイドルタレントのスア(キム・ユジョン)を暴漢から助けたことで、一躍、国民的ヒーローに。
「模範市民」として表彰され、ゴヌが宅配先に行くと、子供にサインをねだられるほどだった。

ある日、長らく会っていなかった高校時代のバンド仲間ムヨル(ユン・ゲサン)から、ゴヌに連絡が。ソウルの光化門(クァンファムン)近くで久しぶりの再会に、他愛ない話をしていると、選挙運動中の大統領候補・ユ・ヨングクが爆弾で殺されるという衝撃の事件が目の前で起きる。

そしてムヨルは「国民的英雄のゴヌは大統領候補の暗殺犯。そしてゴヌは自爆する。それが我々の計画だ」と告げる。
あまりの突飛な話にわけがわからないゴヌ。
ゴヌのあずかり知らないところで、彼は「大統領候補を爆弾テロで暗殺した犯人」に仕立て上げられていたのだ。

ある人物の携帯電話番号のメモをゴヌに渡し、
「誰も信じるな、生きろ」。
そう言ったムヨルは、宅配トラックごと自爆死してしまう。
計画で死ぬのはゴヌのほうだったのだ。

そして追手はすぐにやってきた。ゴヌはパニックになりながら、狭いソウルの路地裏をひたすら逃げる、逃げる。
警察もマスコミもすぐに暗殺事件の犯人として、ゴヌの写真を大々的に流しだした。
ゴヌがガールフレンドのマンションに逃げ込んだら、なんと彼女もゴヌを捕えようとする。ガールフレンドまでグルだったのだ!

ムヨルの残したメモの中の人物・ミン(キム・ウィソン)に会って助けられたことにより、ゴヌは国家の大きな力で、自分が殺人犯にされてしまったことを実感。
防犯カメラ映像に映ったゴヌだとされる人物は、整形手術でゴヌそっくりになった男だった。
逃亡を続けるゴヌだったが、そのために彼のかつてのバンド仲間だった今は弁護士のトンギュ(キム・デミョン)や、クムチョル(キム・ソンギュン)、元恋人のソニョン(ハン・ヒョジュ)の身も危険にさらされる羽目になってしまう。

果たして、ゴヌは逃げ延びて、冤罪を晴らすことが出来るのか??


伊坂幸太郎の原作は、発刊当時すぐに読んだし、これを映画化した堺雅人主演の「ゴールデンスランバー」も封切り時に見ている。
韓国でも映画化、と聞いて、どんなふうなのか楽しみだったのだが・・

日本版「ゴールデンスランバー」は、ほぼ原作を忠実に映像化。
だが、韓国版は、あらかたの設定(主人公は宅配ドライバー、アイドルを助けて有名になる、要人暗殺の濡れ衣を着せられて逃亡)はおんなじだけど、追手からのスリリングな逃亡のアクションシーンに重きが置かれてしまったため、原作の巧妙な伏線や、主人公が宅配システムをうまく使って逃亡を図るシーンや、かつての友人たちとの意外なつながりで逃げ延びられる筋がなくなってしまっているのが、なんとも残念。
あと、秘密を知るミンが、なぜゴヌを助けてくれたのか、その辺の背景がわかりづらかった。
原作は、逃亡劇サスペンスというより、大学時代の友人たちとの友情が、主人公を助けてくれる、という現代と過去をつなぐ年月とノスタルジーがモチーフなのだが。
とはいえ、純朴で正義感の強い、好青年のドライバーに、カン・ドンウォンはぴったり。ポスターも、日本版の堺雅人に何となく似ている。
ミン役のキム・ウィソンがいい味出しています。彼は「プリースト 悪魔を葬る者」でもカン・ドンウォンと共演しているそうなんですが、その映画見てるはずだけど、気づかなかったな。

日本版・映画「ゴールデンスランバー」の感想
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1402420884&owner_id=5348548

原作「ゴールデンスランバー」の感想
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=642989282&owner_id=5348548

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