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2018年12月19日16:20

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星野源3年ぶりの新譜「POP VIRUS」を聴く

3年ぶり5枚目のアルバムは、全14曲の作詞・作曲、プロデュース、アレンジをすべて本人が担当。バックはハマ・オカモト以下テレビ等でおなじみの面々、なんとなくとしか判らなかったけど1曲だけ山下達郎がコーラスで参加。人気者の宿命と言ってしまえばそれまでながら、新譜とはいえ既発のシングル曲やCM曲、ドラマ主題歌だけで半分近く。

タイアップが多いとどうしてもサビの部分を強調したり、キャッチーなメロディをリフレインした曲ばかりになりがち、アルバム一枚を通して聴くと、捨て曲とは言わないまでも“遊び曲”みたいなものがどうしても少なくなってしまい、緩急の妙みたいなものが味わえないことが多い。そのあたりに関してこのアルバムは、けっこう巧く配慮されているなという好印象あり。

ヒット曲の印象が強すぎるせいか、もっとキラキラしたきらびやかな雰囲気があるのかと思ったらけっしてそんなことはなく、さらにふだんの本人の言動から推測するに既成の音楽からの大胆な引用(まあアレンジ等の確信犯的パクリですね)も聴けるのかと、これはある意味楽しみにしていたのだけど、ソウル&ブラコン風味を隠し味程度にというところかなと。

むしろ素直すぎるくらいのまろやかな音が次々と飛びこんできて、なんだか穏やかで優しい印象は耳になじみすぎる感もあり。まあいまのところは既発の大ヒット曲の存在感が強すぎるけど、おそらく何度もくりかえし聴くうちに、少しずついまの日本を代表するポップ感覚にじわじわ侵食されていくのだろう、なるほど巧いタイトルをつけたものだなと妙に納得したのでした。
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