2025年大阪万博誘致活動の一環などと、勘ぐりはじめたらキリがないけど、とにかく我々“万博少年”世代にはグサッとくる企画。展示物量的にはやや少なめだったけど、わずか半年間のために建てられたモニュメントひとつにたいしてそれほどの資料が残っているわけでもなし。だいたい半世紀近く経ってここまで崇め奉られる存在になるとは思ってもみなかったし。
なんと言っても圧巻だったのは、直径ほぼ11m本物の「黄金の顔」。フォトに写る係員と比べるとその大きさがわかろうかというもの、我々はわざわざ一段高い足場みたいなところに上がって全体像を眺めるのだけど、よく見るとその表面は数多くの金属板をうまく組み合わせてあるとわかる。そしてあの“目玉男”にとっては窮屈な空間やったなあなんてこともわかってくる。
展示物量の少なさをカバーする意味もあるのか、「岡本太郎展」的要素もあちこちに。会場に足を踏み入れるやあの独特のしゃべりが響き渡るし。印象的だったのは人生最後84歳時の作品。画風はさほどそれまでと変わらないけど、色づかいやコントラストがくっきりポップ。そういえばここはあべのの地なんだけど、近鉄バファローズのマーク展示なしは大人の事情か。
案の定、写真撮影OKの場内は(スマホではなく)ちゃんとしたカメラを携えた“万博少年”だらけ、そしてグッズ売場もいつになく賑わっておりました。月末には長編ドキュメンタリー映画「太陽の塔」も封切られるとのこと。ともあれこの20世紀に突如出現した異形の塔が、ゆくゆくは我々の時代の象徴として国宝にそして世界遺産となることを願っている次第です。
ログインしてコメントを確認・投稿する