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2018年07月13日15:30

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「ジュラシック・ワールド 炎の王国」〜いま、そこにいる恐竜

これぞ最高の夏休み娯楽大作。とにもかくにも恐竜たちは怖ろしく、絶え間なく押し寄せてくる“一難去ってまた一難”、危機一髪は何発も。ハラハラドキドキの持続感は過去作以上。孤島のテーマパークという、設定そのものがちょっと現実離れしていた前作よりも、醜い人間のエゴに焦点を当てた今作のほうがずっと現実的で生々しく、最後まで一気の128分。

火山の大爆発から決死の思いで逃れる前半部分は、恐竜と人間の闘いだけでなく、火山の噴火つまり自然災害と人間との闘い、さらに自然災害と恐竜たちとの闘い、という三すくみのパワーバランスがとても興味深く、大富豪のお屋敷内という舞台がややスケールダウンしてしまう後半部分になると、恐竜たちをダシにした人間同士の醜いエゴのぶつかり合いが物語の中心となる。

人間の倫理観にたいする問いかけとか、急進的なバイオテクノロジーの発達にたいする警鐘だとか、現実の社会に向かってこの作品が発信している部分など、いくらでも列挙できるはず。でもそんな小難しいことなんかよりも、すぐ目の前をさまよう数多くの恐竜たちがただただおそろしく、思わず目を閉じてしまうシーンの連続にこちらは圧倒されるばかり。

そして一件落着のように見えたラストシーン、シリーズものによくありがちな、続編への予兆をチラ見せ程度にせず、新たなるキャラクター登場の予感も含みつつ、次回では人類にとってもっともっと恐ろしいことが始まるぞと、ストレートな演出で期待を持たせているのがとても潔い。ちょっと中だるみ感のあったこのシリーズ、ここにきて再浮上と断言してもいい傑作でした。
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